壊れても、いいから -煌く綺羅の夜 番外編-



初めて身体を重ねたときは、不馴。
二度目は、羞恥。
三度目は、・・・戸惑。



蓮花は由騎夜と身体を重ねてから
それまで以上に由騎夜が優しくなったと感じていた
それは蓮花の気のせいではなく
まだまだ待つ気でいた由騎夜に対し
蓮花が応えてくれたから
由騎夜が蓮花に対しより一層の
愛を感じた自然な結果



今二人は由騎夜の部屋にいた
今夜は鎧綺と稚林が留守なので
由騎夜が誘ったのだ




「…んっ、ぃや…」




蓮花の甘い声が部屋に響く
由騎夜が必要以上に丁寧に愛撫をするから
蓮花は今夜
今までに感じたことのない感覚に囚われていた
それがが怖くて
先程から軽く抗議の声ばかりを発していた



「…れん、げ…大丈夫だよ…」



由騎夜は何度もそう言って蓮花に口づける
それはまるでまじないのように
これから蓮花に訪れるであろう
初めての感覚に恐怖を抱かせないために



由騎夜の指が蓮花のある一点を刺激した時だった
蓮花の身体が一段と大きく跳ね上がり
それまでとは違う嬌声が上がった



「…ん…あ、あぁんッ…」



蓮花のその反応をみた由騎夜は
占めた、と言わんばかり
そこばかりを刺激する



「…いゃッ、ぁん…由、騎ッ…ャダ、ヤダョォ…」
「大丈夫だよ、怖くないから」



そう言ってまた口づけを落とす



「…こ、…なの…知ら…ないッ・…」



そう言って蓮花はギュッと目を瞑る




「い、やぁぁ…変だょぉ、壊れちゃう・・・」
「壊れても、いいから。我慢しないで」




そう言うと由騎夜は刺激を強めるべく
蓮花に刺激を与えていた指を抜き
   己自身を挿しこんだのだった
    

2010/01/27(20050818)
微エロ10題[10]:創作者さんに50未満のお題
何が書きたかったんだ、自分。由騎夜の狼振りは失敗です。
ほんとはきっと、もっとテクニシャン(爆)
娘(蓮花)さんをくださった瑠璃に差し上げます。

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